田内志文
1974年4月15日生まれ。埼玉県出身。文筆家。
『Good Luck』(ポプラ社)、『レインボーマジック』シリーズ(ゴマブックス)、『君に贈る最後の手紙』(日本実業出版社)などの翻訳を手がける他、雑誌やウェブでのライティング業務なども請け負う。また、スヌーカープレイヤーとして、2006年スヌーカー・チーム世界選手権、2007年スヌーカーアジア選手権日本代表に選出されるものの、自分をこてんぱんにした2007年度アマチュア世界王者、アタジット・マヒッティ選手(タイ)が本場イギリスのプロツアーで手も足も出ないのを見て自分まで意気消沈し、現在は競技活動を休止中。ビリヤードと酒をこよなく愛し、高田馬場『角家』『GARUDA』『かど櫻』『bijou』を根城とする。
今秋より翻訳の通信講座を開講予定。詳細は下記ウェブサイトからお問い合わせください。
simon@sukimaweb
http://www.sukimaweb.com/simon/
刊行歴
e-Literature掲載作品
- 一本橋ララバイ 小説 2010-07-07 (水)
1、
目の前にはまっすぐに伸びてゆく道がある。俺はその手前で止まったまま、じっと手に汗をかいている。心が震える。肩がいかる。分かっている。行かなくちゃいけないのは分かっている。この道を抜けなければ、俺に [...] - 暁の獣と夜明けのヴァイオリン 小説 2010-05-24 (月)
1、
ずっとずっと昔、まだ僕が生まれるよりもだいぶ前のこと。一度だけ世界じゅうどこにも朝がこなかった日がありました。そんな馬鹿なと思うでしょうが、これは本当の話。しかもその日は、世界のあちこちの街という [...] - ネイル・ハート 小説 2010-04-14 (水)
1、
東の町に、ルーパス・ハートとアイーダ・ハートという夫婦が住んでいる。
今年で四十歳になるルーパスは、高速道路の料金所で働いている。来る日も来る日も、自分のブースの前に並んだ長い長い車の列 [...] - 木彫りのチャック 小説 2010-03-24 (水)
1、
午後をとおしての薪割りを終えると、エブドン爺さんは背中をドシドシと叩きながら、小屋へと引き返してきた。今日はなかなか仕事がはかどった。この分ならば冬が訪れてあたりが雪景色に覆われてしまう前に、町に [...] - エメルージュの飛行船 小説 2010-03-03 (水)
1、
このエメルージュの町には年に一回、巨大な飛行船がやってくる。飛行船は、黄土色をしたその巨体を誇るかのように、ゆっくりと、威厳を漂わせながら、町の上を横切ってゆく。来るのはいつも決まって初夏のころの [...]






